万華鏡の世界

自分と自分と時々君

西加奈子『うつくしい人』を読んだ

うつくしい人 (幻冬舎文庫) 作者: 西加奈子 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2011/08/04 メディア: 文庫 クリック: 2回 この商品を含むブログ (2件) を見る 西加奈子の『うつくしい人』を読んだ。始めの数行を読んだだけで、ああ読みやすいと思っていたが、…

音楽は何かの役に立つのか

「◯◯は何の役に立つ?」という話、結構各方面で繰り広げられているし、私があえて書くことでもないような気がするのだけど、音楽をやる立場としては無視できないことであるため、書いてみようかと思う。始めに述べておくが、私は「役に立つ」という言葉が好…

文章についての走り書き

起承転結などの展開に慣れすぎている話 普段読む多くの文章がロジカルなだけに、そうでない文章に触れた時の異物感がものすごい。小説に関しては「そういうものだ」という認識があるからまだ良いが、いかにもまとまってそうな記事を読んだときに、ロジカルで…

「好き」が「嫌い」になる時、「好き」がなくなる時

とても印象的な場面に出会したのでふんわりと書き留めておきたい。 最近「好き」から「嫌い(憎しみ)」へ変貌する様を目の当たりにした。 端的にいうと、私に好意を寄せていたと思われる人が私の言動によって私を憎むことになったという内容である。 相手が…

「渡る、」

ある時、程々に緊張していた女を迎えたのは、一人の若い青年であった。 互いに適当な飲み物を注文した二人は、あまり居心地の良さそうでない椅子に腰を下ろした。女はその狭くて赤い部屋を見渡し、左手にある扉をちらちらと気にしながら青年を見据える。 女…

音痴の話

フォロワーさんに音楽や音に関して何か疑問に思っていることはないか尋ねたところ、「音感のある人ない人、音痴な人とそうでない人ってのは、どういう風に違っていると考えられているんでしょう?」という問いをいただいたのでお返事を書きたいと思います。…

見知らぬ彼女

彼を通して見える彼女は非常に可愛気があって透き通っていた。 まっすぐに彼を見つめて、信じて疑わない。 しかし、彼女には見せない姿が彼にはあった。 病気だ、と私は思った。なんとか治したかった。 まだ見ぬ、そしてこれからも絶対に会えぬ彼女のために…

嫉妬の末

彼女は私の日常の端っこにいた。そっと彼を見守っている。 私は彼女が彼に好意を寄せていたことを知っている。彼女も私のことを知っていた。 彼女が彼と話をする時、ほんの僅かに見える切なさを私はチクリと勝手に感じる。 昔はチクリどころではなかった。嫌…

音楽に対して何も思うことがないという話

「何も思うことがない」ということがどういうことなのかについて話したい。 私は音楽が嫌いで、なぜ嫌いかというと頭の中で鳴り響いて離れないからである(厳密には、「頭の中で鳴り響く音楽」が嫌いで、音楽の全てを嫌っているわけではない。頭に比較的残り…

ミュージックセリエル、そして偶然性の音楽

「4分33秒」。音楽界に波乱を巻き起こした曲である。一般的にピアニストが演奏することが多い曲で、(絶対にピアノだと決まっているわけではない)3楽章に渡りタセット(休止)と楽譜に記述されている。つまり楽音は一切登場しない。沈黙の音楽として私は高…

古代文明における女神像、その象徴性

「古代文明」、「女神像」を指し示すものは多数存在する。そこで後の古代ローマの美術にも大きく影響し、西洋美術史の根幹ともいえる古代ギリシアにおける女神像を中心に話を展開していきたい。 先史時代よりすでにヴィーナスと呼ばれるような女性の偶像は存…

『セロ弾きのゴーシュ』に登場する楽曲の考察

宮沢賢治全集〈7〉銀河鉄道の夜・風の又三郎・セロ弾きのゴーシュほか (ちくま文庫) 作者: 宮沢賢治 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 1985/12 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 27回 この商品を含むブログ (28件) を見る 『セロ弾きのゴーシュ』は、そ…

『千住博の美術の授業 絵を描く悦び』を読んだ。

千住博の美術の授業 絵を描く悦び (光文社新書) 作者: 千住博 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2004/05/15 メディア: 新書 購入: 1人 クリック: 22回 この商品を含むブログ (39件) を見る 新書という読みやすい類の本でこれだけの内容が書けるのはすごいな…

所謂普通のクリスマスイブを過ごしてみた。

私は日本のクリスマスという行事が不自然に見えて仕方がなく、偏見の眼差しで日本人のクリスマスの過ごし方を捉えている節があり、時にひどく侮蔑的にさえ見てしまうことがあるのだが、実際のところそのような過ごし方は面白いんだろうか、という疑問があっ…

行動が上手くできないため、改善を図るの巻

この行動力のなさは人格的なものなのか、病気のせいなのか未だに判断がついていない。「やる気がない」というのは言い訳になるが、病気をする前に難なくできていたことができないとなると、やはり病気あるいは薬のせいでやる気が出ないのではという気がして…

『音楽美学』について

音楽美学<野村> 作者: 野村良雄 出版社/メーカー: 音楽之友社 発売日: 1998/12/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 以前紹介した本をようやく読み終えた。 emi0x0.hatenablog.com 読むのに丸1年もかかってしまったわけだが、どうしてそんなに遅…

善く生きること

私達は日々様々なことを考えながら、そして、多様な活動をしながら生きている。普段の生活に満足している人は多くはないかもしれない。私達が生きていく上で、より良い生き方とは何なのか考えたい。この記事が各々の生活に何か変化をもたらす契機になると良…

やりたいことを書き出してみる

まずは音楽について考えたい。以前「音楽に求めていること」で「最低限やりたいことはある」と言っていたが、具体的に言葉にしたことがなかったため、書いてみる。 emi0x0.hatenablog.com はじめに、音楽がなにものであるかを自分なりに明らかにしたいという…

やりとり

勝手に期待して、期待が裏切られて苛立ちを覚えた。 誤解だよと人はいうが、誤解でもなんでもなかった。 単に私はその人々にとって存在しなかったのだ。 その程度だっただけの話。 それは一向に構わない。 ただ、それを人は何故か隠そうとした。 それが全く…

人々は音楽のどこを聴いているのか。音楽の聴き方

『音楽の聴き方』という本があるように(内容はほとんど忘れてしまったが)、音楽には聴き方の型が存在する…という説がある。 音楽の聴き方―聴く型と趣味を語る言葉 (中公新書) 作者: 岡田暁生 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2009/06 メディア: 新…

音楽の何が知りたいのか

以前似たような話を書いたので一応貼っておく。 emi0x0.hatenablog.com emi0x0.hatenablog.com 30分ぐらいはかけていたであろう、この記事をBackSpaceキーか何かで誤って消してしまったが気を取り直して再び書きたいと思う。 先日ある人と話をした。音楽の話…

『君の名は。』を観てきた。ネタバレあり。

「君の名は。」予告 「君の名は。」予告2 トピック「君の名は。」について 内容について具体的に指摘をしていくのはなんか違うなという感想を持ったので、あまり内容に触れはしないが、ネタバレ要素として今回はハッピーエンドなんだな!という大きな変化が…

片想いの果ては自らの問題ばかりで

片想いは変だ。相手のことが良く見えない。 自分のことばかり見える。 孤独が私の目を濁すようだ。 それを避けようと孤独を感じる時には相手を求めないようにしている。 相手を思い続けるということがどういうことなのか分からない。 相手のことを考えていて…

『存在の耐えられない軽さ』を読んだ。

存在の耐えられない軽さ (集英社文庫) 作者: ミランクンデラ,Milan Kundera,千野栄一 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 1998/11 メディア: 文庫 購入: 30人 クリック: 312回 この商品を含むブログ (165件) を見る 以前紹介した本をようやく読み終えた。結局…

ハンドメイドを再開します(多分)

シンプルかわいいマニキュアフラワーのアクセサリー 作者: いわせあさこ 出版社/メーカー: 学研プラス 発売日: 2016/06/21 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 表紙の作品に惹かれて購入しました。新たなジャンルに挑戦です。 というわけで、材料…

簡単なきゅうりの漬物を漬けてみた

レシピはこちら cookpad.com 一週間漬けた方が美味しいらしいというわけで、一週間漬けてみた。 材料を袋に入れて冷蔵庫で放置という簡単な作業。 ①袋にいれたばかりのもの ②しばらく時間を置いた状態 ③完成 もぐもぐ普通に美味しい。とお皿に乗せた分の漬物…

本購入

カラー版 日本美術史 作者: 辻惟雄 出版社/メーカー: 美術出版社 発売日: 2002/12/25 メディア: 単行本 購入: 6人 クリック: 55回 この商品を含むブログ (18件) を見る 造形思考(上) (ちくま学芸文庫) 作者: パウルクレー,Paul Klee,土方定一,菊盛英夫,坂崎…

今日の夕食

アクアパッツァ、ミネストローネ、バゲット、レタスのサラダでした。

ランチとおやつ

トマトとバジルのシンプルなパスタと型抜きクッキーを作った。 いつもならトマト缶で作るところをフレッシュトマトで作ったらまた味が違っていて美味しい。作り方はてきとうだが、すごく簡単なので一人暮らしの方には特にオススメしたい。 トマトとバジルの…

昨日の晩ご飯

最近肉ばかりを食べていたため、この3日間は連続で魚をメインにすることに決めた。アジの塩焼きとカリカリじゃこと茗荷のサラダ、鯛のカルパッチョ(和っぽい味付けで)、お味噌汁、ご飯。レシピはこちら。 カリカリじゃこと茗荷のサラダ♪ by uronn ✿鯛のカ…